【正直不動産】ドラマ化もある?不動産売買や不動産投資に関する知識をつけたい人におすすめのマンガ
日々の生活でわれわれの頭を悩ませるもののひとつが家賃や住宅ローン。
平均賃金は大して上がっていないにも関わらず、都心を中心に不動産価格だけ実態とかけ離れて高くなり私たちの生活は苦しくなるばかり。
それに「不動産」や「不動産投資」ってよく分からない部分が多く、悪徳業者も多そうで下手に手を出すと騙されそうなイメージを持っていました。
そういう不安を払しょくするためにも、不動産に関する知識もつけていかないといけません。
しかしながら、なにごとも実践しながら学ぶのが一番だけれど不動産は少額で試してみるといったことも難しい。
どうやって知識をなるべく楽しみながら身につけようか困っているなか、たまたま出会ったのが漫画『正直不動産』でした。
目次
『正直不動産』を知ったきっかけ
自分の不動産に関する無知に対して危機感を持っていた中、いつものようにTwitterを眺めていたら、このようなツイートが流れてきました。
モンドリアンをググってみたらデザインがもろにオープンハウス。(コッカラッス!!)
なにこれ、面白そう。『正直不動産』と言うのか。
オープンハウスへのぶっ込み方を見ても、具体的かつ結構な角度で切り込んで不動産というテーマを掘り下げていそうだぞ。
試しに1巻だけ読んでみました。
面白い。。
あっという間にハマってしまい、気づいたら最新巻である10巻まで一気にKindleで買って読んでいました。
不動産業界に少しでも興味がある方なら間違いなくハマります。
漫画編集者のリアルを描いた『重版出来』など、特定の仕事を深く掘り下げ、リアルな日常・人間模様を描いたような作品が好きな方ならハマりやすいと思います。
そして、読むと分かるのですが、やはり知識に乏しいと不動産は騙されやすいです(笑)
そういう部分も含めてきちんと知ることができて楽しく学べるのが『正直不動産』でした。
不動産の入門書としておすすめです。
実家を出て初めて東京で一人暮らしをするというような方は不動産屋に行く前に読むと心強いと思います。
不動産屋さんの営業に「わたし最近『正直不動産』という漫画にハマってて。面白いですよね。」と言うと下手な接客できないと気が締まるとか締まらないとか。
マンガ『正直不動産』とは
『正直不動産』は、大谷アキラさんによる漫画で『ビッグコミック』(小学館)で連載中です。(2021年5月現在)
そして、山下智久(山ピー)主演でドラマにもなった『クロサギ』も手掛けた夏原武さんが原案として携わっています。
客と業者の情報格差にスポットを当てた不動産業界の闇に切り込む作品です。
基本的に1エピソードにつき2話で完結するのですが、毎回タメになるエピソードばかりです。
漫画で取り上げられるエピソードは以下のようなものがあります。
この中にきちんと知っておきたい、興味ある不動産用語があれば是非読んでみてはいかがでしょうか。
・不動産屋が受け取る仲介手数料
・建築条件付き土地
・瑕疵担保責任
・事故物件
・ローン特約
・リバースモゲージ
・AD物件
・再建築不可物件
・家賃増額
・タワマン
・スルガスキーム
・管理費と管理委託料
・フラット35
・管理費滞納マンション
個人的にはAD物件などは賃貸を探していたときに知っておけばよかったと勉強になりました。
タワマンにもいつか住みたい。。笑
不動産「売買」「賃貸」どちらの知識も得られます。
そして知識を得られるだけではなく、登場人物の家族、同業他社、ライバルの同僚、恐ろしい社長と部長など人間模様も面白いです。
主人公はこれまで客に不利益な部分があっても持ち前の営業トークでガンガン不動産を売りつけてきたが、あることをきっかけに急に嘘がつけなくなり、不動産の表も裏もすべて正直に話すことしかできなくなった正直営業マン。
成果に対して鬼のようにシビアな主人公が勤める不動産会社の社長や上司。
他にも「タワマン住みたい」「モテたい」といった男子なら誰もが一度は願う欲望をかなえるためにフルコミッションでひたすら成果を追い求める同僚。
営業成績だけではなくお客様の幸せを第一に考えたい部下の新卒女子。
誰もが間違っているわけではなく、誰もがそれぞれ考える価値観で働いていて、キャラがそれぞれ立っているのが魅力ですね。
『正直不動産』ドラマ化もある?
読んでいてすぐに感じたのですが、『クロサギ』の原案を手掛けた夏原武さんが携わっていることもありドラマ化が近いうちにあるような気がします。
SNSやAmazonのレビューなどを見ても評判がいいので、これからもっと広まる気がしますし、1エピソードあたり2話程度で完結する構成もドラマ化しやすいと思います。
老後2,000万円問題や個人の資産形成などのトピックが注目される現代で「不動産」というテーマは一定の需要があると思います。
もし『正直不動産』がドラマ化したら(2021年10月更新)
そこで勝手に配役を妄想してみました。
枠はフジテレビ火曜21時の枠かTBS金曜22時の枠です(笑)
2021年10月週刊文春で記事になっていましたが民放ではなくNHKでやはりドラマ化するそうです!
永瀬財地(主人公):中村倫也
マンガの設定と同じく30代中盤。
カメレオン俳優の彼なら嘘と本音の間に揺れ動く主人公をうまく演じられるのでは。
これまた外れてしまいました。主人公は山下智久くんとのこと。『クロサギ』に続き夏原作品再登板です!
月下咲良:今田美桜
目がクリクリした感じとかイメージぴったりです。
はい、好きなだけです。すみません。
せめてここは当たって欲しい!(外れる予感しかしない!笑)
登坂寿郞(社長):竹中直人
普段は陽気なイメージですが、実はシリアスで厳格な役柄も演じることができ、ハットが似合うダンディな感じ、私の中では竹中直人さんでした。
大河部長:遠藤 憲一
体型は違いますが、オールバックが似合って怖い感じ、笑顔もかわいいけどやっぱり怖い感じ。
エンケンさんぴったりだと思っています。
こんなキャスティングで見てみたいです。
いやー、勝手に書いてるなぁ。豪華なのでギャラが高そうです(笑)
でもドラマ化は本当あると思うんですよね。(予感的中!)
不動産業界に対して思ったこと(蛇足)
『正直不動産』を読んで知った不動産業界ならではの慣習・ルールは興味深かったです。
とはいえ客にとってはブラックボックスな部分が多く、やはり分かりづらい業界だなと改めて感じてしまいました。
分かりづらいからこそ、そこをうまく利用して儲けている業者も多く、旨味があるのでしょうが。
そして人力に頼る部分が大きい。
だからこそ不動産屋が駅前に立ち並び、多くの不動産営業マンの雇用も生んでいる側面もあるとは思います。
ただ、ITの力で「業務の効率化」「売買マッチングの最適化」「情報の可視化」など変えられる余地が非常に大きいと感じました。
市場規模も大きいですし、この領域ではまだまだやれることがありそうです。
興味本位で不動産テック企業のカオスマップを調べたら実に多くのサービスがあることを知り驚きました。
古くからの慣習やしがらみがあり、新しいスタートアップはつぶされがちな業界のイメージを勝手ながら持っていたのですが(タクシー業界のように)そんなこともないようです。
もっと不動産が親しみやすいものになり、便利なサービスが増えていくといいですね。
さいごに改めて『正直不動産』の紹介
ただ、不動産のIT化が進化するのを受け身で待っていても仕方がありません。
不動産とは死ぬまで付き合わなければならないので詳しく知っておいて損はないと思います。
まずは『正直不動産』を読んで楽しく不動産に関する知識を身につけてみるのはいかがでしょうか。
是非読んでみてください。おすすめです!
そしてドラマ化おめでとうございます!