株式投資に興味がある人におすすめの漫画『インベスターZ』

 

ここ最近ニュースなどで「貯蓄から投資へ」というキーワードをよく目にするようになりました。

その流れを促進するための「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」といった制度を実際に活用する方が増えてきました。

また、テスタさんといった著名投資家がテレビ出演したり、楽天が純粋な株式取引の楽天証券だけではなくポイントで投資体験ができるポイント運用サービスお金だけではなくポイントでも株式購入をできるようにするなど、株式投資がだいぶ身近にはなってきたと思います。

とはいえ、野村アセットマネジメントの「投資信託に関する意識調査」という調査結果を見る限り、投資信託もしくは株式を保有する投資家人口は約2,696万人で20歳以上人口(約1億人)の26%しかいないそうです。

(4人に1人は何かしらやっているので多いという考え方もできますが)

しかしながら、この「貯蓄から投資へ」という流れは止まらないと思います。

政府のこの方針は変わらないと思いますし、乱暴な言い方をすれば近い将来あまり年金に期待できなくなるから自分たちで何とかしてね、という方針転換です。

また、都心を中心不動産価格などは上昇し続ける中、平均賃金はずっと変わらないままなので、そのような点でも副業という選択肢も考えないといけないですし、株式投資で少しずつお金を増やしていくしかないと思います。

とはいえ、株式投資ってよく分からないし、よく分からないまま貴重なお金を使って始めてみるのってなかなかリスクに感じますよね。

私も株式投資を始める前はPCモニターを何台も並べてスピード勝負!みたいなイメージしかなかったので未知の存在でした。

そのような方への入門書、とっかかりとしておすすめの漫画が『インベスターZ』です。

 

インベスターZとは

『インベスターZ』は、主人公の財前孝史(中学1年生)が、中高一環の道塾学園の投資部に入部し、3,000億円の資産を運用する物語です。

創立130年の超進学校・道塾学園に、トップで合格した財前孝史。

入学式翌日に、財前に明かされた学園の秘密。

それは各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在し、彼らの使命は3,000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すこと。

この投資部が存在するからこそ日本最高水準の教育設備を誇る道塾学園は学費が無料だったのです。

これだけ聞くと結構ぶっ飛んだ設定ですが単純にマンガとして面白いです。

また、この設定を活かして基本的なところからお金、投資のことを学べる漫画になっています。

貨幣経済の成り立ちや、現在の経済の仕組みを漫画ならではのわかりやすさで、簡潔に解説してくれています。

物々交換をしていた人類が、なぜ硬貨を使用するようになり、やがて紙幣を使用することになったのか。

作中ではポイントごとに歴史的事件とも絡めて解説してくれます。

また、「利食い」と「損切り」などの株式投資の基本用語や、株式会社における「融資」「出資」の違い、為替の基本や資本主義の仕組みやFXなど、「予備知識のない財前が先輩など誰かから教わる」という形式を取っているために、初心者でも理解しやすい内容となっています。

私の妻は株式投資に今も興味ないのですが、たまたま私のKindleに入っていた『インベスターZ』を読んで純粋に漫画としてハマっていました

ちなみに不動産を同じように楽しく学ぶには『正直不動産』がおすすめなのですが、『正直不動産』は妻にはハマらなかったようです(笑)

【正直不動産】ドラマ化もある?不動産売買や不動産投資に関する知識をつけたい人におすすめのマンガ

 

インベスターZはドラマ化もされている

インベスターZは阿部寛さんの「バカとブスこそ東大へ行け!」でおなじみ『ドラゴン桜』の作者・三田紀房さんによる作品です。

そしてインベスターZもドラゴン桜同様、過去にドラマ化されていました。

テレビ東京系の金曜深夜の連続ドラマ枠である「ドラマ25」枠にて2018年に放送されていました。

原作のテイストを最大限活かすべく経済・投資に関する要素が多数盛り込まれる、いわば深夜版「ドラマBiz」的な作りを目指し実在企業・著名な企業人が実名で登場しました。

ビジョナル株式会社(ビズリーチ)代表の南さんやSHOWROOM前田さんやメタップス佐藤さんなどです。

そして元ももクロの早見あかりも出ていました。(ももクロ時代好きでした!笑)

投資は習うより慣れろ

投資は習うより慣れろ」という言葉が1巻に出てきますがまさにその通りだと思います。

今は100円から投資信託を購入できる時代です。

まずはつみたてNISAなど気軽に始められるものから始めてみると、なんだこんなものかと最初抱いていたイメージとのギャップに驚くかもしれません。

ただ、それには最初の一歩が大切です。

そして、やはり少しは投資のことを事前に知っておきたいという方には『インベスターZ』は本当におすすめです。

何巻か読むと株式投資を始めたくなると思います。

またAmazonプライム会員は途中まで無料で読めたり、以前Kindleで1冊1円セールをやっていたりするので、そういうタイミングで是非読んでみてください。

もちろん、ある程度、株式投資のことを知っている方でも十分に楽しめる作品です。

株式投資ってギャンブルなんでしょ?」「お金稼ぎは悪」みたいな認識っていまだに世の中にあると思うのですが、こういう作品を通じて子供の時からマネーリテラシーを高められるといいですね。

自分の息子には小学生くらいになったら読ませようかなぁ(笑)