【20代でアトピーをほぼ完治させた話】おすすめの化粧水や対策など
私は10代・20代とアトピーに悩まされてきました。
元々アトピー体質で4~5歳くらいまでよく皮膚科に連れて行ってもらっていたそうです。
遺伝なのか私の息子も保湿をしてあげないと痒くなるので風呂上りの保湿は欠かせません。
ただ私の場合、小学生のときは記憶の限りだとアトピーの症状は出ていませんでした。
目次
アトピーが悪化したきっかけ
アトピーに悩まされることになったきっかけは今でも覚えています。
中学2年生の思春期、元々肌がきれいだったのにもっときれいな肌にしてモテたいという動機からコンビニで売っているような安い洗顔料と化粧水を使い始めました。
洗顔料の名前は覚えていないのですが化粧水は「肌水」というやつです。
合う人にはコスパのいい化粧水なのかもしれませんがとにかく私には合いませんでした。(今は生産終了しているようです)
気がついたときにシュッシュと顔につけてツルツルの肌にするんだとワクワクしていたら1週間くらいすると肌がヒリヒリする。
乾燥しているのかなと思ってさらにつける肌水の量を増やしていく。
そのさらに1週間後には顔が真っ赤っかになり猿みたいになってしまいました。
肌水に含まれている成分が合わなかったみたいです。
親にどうしたの!?と聞かれ、自分で買った化粧水を使っていることを伝えた時に初めて自分がアトピー体質であることを知りました。
すぐに皮膚科に行ってステロイドをもらったもののこの事件がきっかけで一気にアトピー体質が呼び起こされてしまったのか20代中盤までアトピーに悩まされることになりました。
このきっかけがなくてもいずれ悩むことにはなっていたかもしれませんが、過去に戻れるなら全力で止めたい。
そんな安い、化学物質たっぷりの化粧水使っても、あなたにとっては逆効果だよと。
中学生~大学生くらいまでが一番辛い時期でしたが、いろんなことを試して20代の頃はある程度コントロールできるようになり、30代になった今は保湿とかに気を使ってはいるものの薬を塗ったりする必要はなくなりました。
今回は私がどのようにアプローチして治していったのかを書きたいと思います。
皮膚科選びは妥協しない
まず市販の薬などでごまかさず、きちんと医者に行き処方された薬を使うことが重要です。
ステロイドとかで検索すると確かにネガティブなことも書いてあります。
私も脱ステロイドを試してみたり、ギリギリのところまで薬を塗らずに我慢してみたり、漢方の塗り薬を使ってみたり、いろいろなことを試してみました。
ただ残念ながらいい結果になることはありませんでした。
軽いアトピー症状であれば漢方や市販の薬でもなんとかなるのかもしれませんが、私の場合はステロイドに頼るしかありませんでした。
治療の大前提は医者に処方された薬を言われた通りに使い、サボらずに通い続けることです。
医者の指示通りに使えば副作用もあまり気にしなくて大丈夫なはずです。
しかしそれには医者選びが大事になるので、評判の良い皮膚科専門医をきちんと調べて選びましょう。
私も最初は家からすぐ近くの皮膚科も一応やっている内科で診てもらっていたのですが毎回同じステロイドと痒み止めの錠剤を出してくれるだけでいっこうに良くならず、バスで15分ほど離れた地元で評判のよかった皮膚科専門医に診てもらうようになってから風向きが変わりました。
自分に合った信頼できる皮膚科医を見つけることがまず一歩なのかなと思います。
有名な皮膚科とかだと予約しないと2~3時間待ちはざらにありますが通う医者で未来が変わります。
しっかりと保湿する
肌の免疫力を上げるためにも保湿することも非常に大事です。
アトピーの人はただでさえ水分量が少ないので冬の乾燥肌なんて地獄です。
そして夏も汗はアトピーの大敵なのでシャワー浴びたりすると肌の水分が奪われますしクーラーで乾燥します。
要は一年中乾燥しています。
肌の基礎体力を上げるためにも慎重にではありますがいろいろなスキンケア商品を試してみました。
しかしなかなかどの商品も合わない。。
私の場合は以下でした。
市販の一般的な化粧水
いわゆる女性が使うような一般的な化粧水です。
少しお高めの化粧品を含めいろいろ試してみたものの少しでも化学物質系が入っていると合わない。。
敏感肌用と書いてあっても無理でした。
ベビーオイルやワセリン
成分的には優しいのかもしれないけど、ベタベタして肌になじまなくて次第に痒くなる。。
アトピーの人向けの保湿液
通販とかネットで売っているアトピーの人向けに作られた保湿液。
いろいろ試してみて肌になじむものもあったけど基本的に高い。
そして慎重に選ばないと人の弱みにつけこんだボッタくり商品もありそうです。
(同列に並べるのは微妙かもしれませんが、薄毛、ダイエット、豊胸などいろいろありますからね。。)
実際、親がかなり高額なクリームを買ってくれたりしましたが、今考えると怪しい商品でした。
親が心配して買ってくれたのでおとなしく試していましたが。。
かなりの数の化粧水や保湿液を試したと思います。
時には1万円近くするような化粧水を買ってまったく合わず、高くて悔しいので捨てることもできず、期間を空けてリベンジでたまに使うとまた悪化みたいなこともあり、合わないと判断したらすぐに捨てることにしていたので結構な額を投資したと思います。
おすすめ化粧水は「松山油脂」の化粧水
そんな中で、ステロイドでの治療を基本としながらも安心してバシャバシャ使える。
肌に優しくて違和感がないものを探し求め続けた私が辿り着いたのが「松山油脂」の化粧水です。
化学物質が一切入っておらず私の場合はとても肌に合ったので10年以上松山油脂の化粧水を愛用しています。
値段も800円~1,500円前後でコスパもよいので風呂上りにバシャバシャ塗っています。
今はほぼステロイドを塗ることはなくなりましたが、ステロイドを使っていた頃はステロイド軟膏と化粧水を手のひらで混ぜて肌に塗ったり、化粧水を全身に塗ってから痒いところだけステロイドを塗っていました。
個人的にはアトピーがひどい時でも安心して使える唯一の化粧水でした。
乳液タイプなどもありますが、私の場合はさっぱりタイプの保湿液が合っていました。
比較的コスパのいいこの化粧水をケチらずにふんだんに使い続けたことによって肌の水分量が上がり基礎体力がついたのだと思っています。
【関連記事】敏感肌で乾燥肌の私が松山油脂の化粧水をおすすめする理由
洗顔やボディソープは不要
そして水分量を守るという意味でも私は大学生くらいから今に至るまで洗顔や身体を石鹸で洗うといったことをやめました。
松山油脂の化粧水と出会えたことと洗顔の習慣をやめたことが私の転機だった気がします。
朝の洗顔はさすがに目ヤニは気になるので目の周りだけ水をつけて洗います。(というか拭きます。)
風呂もシャンプーはしますが身体は足の裏や股間など汚いところだけ石鹸で洗って後は湯舟につかるだけ。
臭いレベルや汗をかいたままはもちろん良くないですが日常生活であればシャワーで流すだけで問題ないのではないでしょうか。
ちなみにタモリさんや福山雅治も「洗わない」派らしいです。
自分に合う洗顔料や石鹸がなかなか見つからず、諦めて洗わないという選択肢を取ってからというもの肌の調子がよくなりました。
ちなみに私の場合、洗顔は松山油脂の製品でも合いませんでした。
自分には洗顔自体がハードル高いようです。
洗顔は慎重にやらないと肌の水分を奪ってしまいます。
爪を徹底的に切る
またアトピーは乾燥の他にも掻いてしまうことが大敵です。
熱帯夜とか痒くて辛くて、ただ掻いてしまうとさらにひどくなるから気になって眠れない。
眠りが浅くて寝不足になり免疫力が落ちてイライラしてさらに悪化する。
なんとか掻かないように手袋したり指サックをしたり時には自分の手をベッドに括りつけてみたり。。
ただ何をやっても朝起きたら外れていて、むしろ掻けなかったストレスからかいつも以上に掻いていてシーツが血だらけになっていて朝から鬱になる。
そんなことの繰り返しでした。
痒み止めを飲めば多少は軽減することができますが基本的にアトピーは掻いてしまうものなのだと割り切って大学生くらいから徹底的に爪を短くすることを心がけるようにしました。
少しでも白い部分が見えたら切り、当時頑張っていたギターが弾きやすくなるぞとポジティブに捉えて痛いくらいに深爪をしていました。
伝説のAV男優である加藤鷹さんも言っていましたが深爪をやり続けると指先の皮膚が強くなり爪が不要だと認識して深爪の範囲がどんどん広がっていきます。
鷹さんは女性に優しくするための深爪ですが、私は皮膚に優しくするため深爪にしていました。
どんなに掻いても爪が当たらないように限界まで深爪すれば指サックしなくても皮膚へのダメージは軽減できます。
ストレスをためない
ストレスは自律神経や免疫系を乱しアトピーにも悪影響を及ぼす可能性があります。
たしかに今振り返ると精神的負荷が高かった時期にアトピーが悪化していた気がします。
中学3年生のころ
高校受験を目前にして、なぜ勉強しないといけないのか分からぬまま、親が教育熱心でスパルタ塾にも入っていたのでめちゃくちゃストレスでした。
この頃、ストレスで不良でもないのに酒やタバコもやっていた。。笑
一番多感でやさぐれていた時期だと思う。
中3の時期は特に肌もめちゃくちゃかゆくて一年中悩まされていた。
大学1年生のころ
男子校からいきなりキャンパスライフに突入したせいでギャップが大きすぎてついていけない自分。
大学生になったからには早く眼鏡からコンタクトにしたいのにアトピーだからやめた方がいいと親に止められイライラ。
とりあえず始めてみた塾講師のバイトで中1を担当するも一部の生徒が反抗的すぎてイライラ(笑)
大学受験のときはマシだったけれど、むしろ入学初期の方がストレスだったらしくアトピーひどかった。。
期待していたキャンパスライフとのギャップにストレス抱えていたんですかね(笑)
アトピーに限らず身体の健康のためにはストレスをなるべくためずに生きるというのは大事ですよね。
私の場合、実際ストレスの原因がなくなったときに一気に悪化がおさまった記憶があります。。
もし何か思い当たるストレスがあって行動することで取り除けるのであればすぐに対処した方がいいです。
大学時代、私はコンタクトデビューしてからアトピーも少し良くなりました。
人によっては大したことではないかもしれませんが、自分としてはメガネが本当に嫌だったんですよね。。
とはいってもストレスをためずに生きるというのは難しいし、大抵のストレスの原因は一筋縄ではいかぬことばかり。
これはアトピーに関わらず人間共通の悩みかもしれませんね。
社会人になりたての頃はストレス対処に関する本とかもよく読んでいました。
アトピーはストレスが低減すればすぐに良くなるといった単純なものではないですが、意識しないよりはマシだと思います。
日焼けでごまかす
そして肌のコンディションが良くない時、外出すること自体がストレスだったりしますよね。
大学1年の夏だったと思います。
アウトドア系のサークルに入っていた私は夏休みに2週間ほどマウンテンバイクで日本を旅しました。
その時にこれまでの人生で経験したことがないレベルで日焼けをしたのですが気づいたのです。
真っ黒に日焼けすればアトピーが目立たないと。
それからというもの20代中盤まで夏以外の季節は日サロにも行ったりして一年中肌を焼いていました。
私の場合、ワンコイン(当時500円)のセルフで入る日サロがあるのですがそこによく行っていました。
地黒とギリギリ言い張れるギリギリまで1年中焼いていました。
むしろ新卒1年目の頃とかの写真を見返すとギャル男ですね。。笑
ただ、このおかげでアトピーが目立たなくなり気持ち的に楽になることで快方に向かったと思います。
日焼けに抵抗のない方はおすすめです。
まとめ
最後にまとめると以下の通りです。
信頼できる医者を見つけてサボらずに通い続ける。
自分に合う無添加の保湿液(私の場合は松山油脂)を見つけて保湿は欠かさない。
洗顔やボディーソープなど肌の水分を損ねることは極力しない。
爪は限界まで深爪する。
あまり驚きのある特効薬みたいなものはないかもしれませんが、当たり前のことを徹底的にやって健康的な生活を送ることが大事なのだと思います。
そして松山油脂の化粧水は本当におすすめなのでぜひ試しに買ってみてください。