借金は本当にダメ!若いうちから読むべき借金の怖さが分かるマンガ

 

恥ずかしながら、私は20代半ばにリボ払いを積み重ねて50万ほどの実質借金をした経験があります。(その時の話

その時は一定期間ひたすら冷凍うどんばかり食べ、土日も廃人のような生活をすることでリボ残高をなくすことができましたが、一歩間違えていたらリボの利子を返済するために、さらに消費者金融ででも借金をして負のスパイラルにハマっていた自信があります。

誘惑を一時絶ち、自粛するという判断をした自分を褒めてあげたい。。

この経験があるからこそ、それからはお金の大切さ、計画的に資産を増やしていくことの大切さ、借金の怖さを身をもって体験することができたのですが、実際に体験することなくマネーリテラシーや借金の怖さを知っているに越したことはないですよね。

今回は借金の怖さを楽しみながら?体験できるマンガを紹介したいと思います。

 

闇金ウシジマくん

知っている方も多いと思います!

借金の怖さを知りたいのならこれだけ読んでおけばいいと言っていいくらいの名作です。

私も自分の子供に大人になる前に社会の教科書として読ませたいと思っています。

でも内容がハードだから読むのは高校生くらいかな。

 

主人公・丑嶋(ウシジマ)馨が経営する闇金融『カウカウファイナンス』は、10日5割(トゴ)の超暴利。

そんな『カウカウファイナンス』に訪れる客と、その関係者の様々な人間模様、そして社会の闇を描いた作品です。

2004年から2019年まで『ビッグコミックスピリッツ』で連載されていました。

山田孝之さん主演でテレビドラマ化、映画化されたのでご存知の方も多いと思います。

取材に基づいて作品がつくられているため内容がとてもリアルです。

リアルに人が堕ちていきます(笑)

そしてたまにラスト救われる回もあるのですが、ドラッグで廃人になった女性や、山中の木に括り付けられ蜂蜜を塗られて放置されるイベサー代表など後味悪い回がとても印象に残っています。

闇金からお金借りると待っているのは地獄のみ。。

 

ナニワ金融道

『ナニワ金融道』は1990年から『モーニング』(講談社)で連載されていたマンガです。

若い方はあまり聞きなじみがないマンガかもしれませんが、元SMAPの中居くん主演で過去に何度かフジテレビ系列でテレビドラマも放送されていました。

ナニワとあるように大阪を舞台に、マチ金(消費者金融)会社「帝国金融」の営業マン灰原達之と、借金にまつわる因業深い人間模様を描いた作品です。

連帯保証人になった彼氏の借金の肩代わりをしてソープ嬢になる女、ご祝儀を盗まれてしまい穴埋めに奔走したあげく取り込み詐欺に手を出し破滅する男、詐欺的先物取引で全てを失う小学校教頭、法律の網の目をかいくぐる闇金融業者、更にはライバル企業との対決など、様々な人間や社会の裏表を描いています。

 

作者の青木雄二さんは自らマルクス主義者を標榜し、現代社会への批判が常に著作の根底にあり、ナニワならではのコッテリ風味でリアルなマチ金の厳しさを教えてくれます。

絵も独特な雰囲気で最初は慣れないかもしれませんが、読み進めていくとナニワ金融道はこれでしょ!とむしろこの絵を求めている自分がいます。

舞台となる地名、背景に登場する看板や物などに独特の名づけられ方がされているのも特徴で、連載当時の社会事象・事件等を茶化したものや、猥雑な文字列が容赦なく多用されているのも特徴です。

「ミナミのセンズリ銀行」こと「銭田掏二朗(せんだずりじろう)」

バブル景気で一山当てた「肉欲企画」の社長「肉欲棒太郎(にくよくぼうたろう)」

男ならどストライクのネーミングセンスですよね(笑)

でも肉欲棒太郎はビジネスマン、男としてかっこいいんですよね。

読者人気も非常に高いキャラクターだったりします。

 

ミナミの帝王

またまた大阪を舞台にしたマンガです。

『ミナミの帝王』の主人公・萬田銀次郎は幼少時代、非常に裕福な家庭(父親は萬田建設の社長・萬田浩一郎)で育つが、紆余曲折あり、後に貧困地区に堕ちます。

そこで政治・経済・礼節等を徹底的に叩きこまれ、その後、金貸しの師匠・金造に金融のイロハを習い、ミナミのマンションの一室に『萬田金融』を開きます。

利息はトイチ、「逃げれば地獄まで取り立てに行く」が謳い文句で、周囲からは「ミナミの鬼」と恐れられる銀ちゃんの物語です。

 

 

彼の元には、お金に困った様々な人間がやって来ますが、どんな相手であっても妥協を許さない厳しいキリトリを見せ、わずか10円の借金でさえ踏み倒されれば取り立てに出向きます。

ただし、それは「約束は守らなければならない」という考えに基くもので、「相手に約束を守らせるためには自分も約束を守らなければならない」という信条から、大金を積まれて頼みごとをされても、「それを承諾すれば自分が他者との約束を反故にすることになる」という場合は拒否する仁義を大切にしたりします。

萬田銀次郎も法のギリギリを攻める(むしろ違法)ことが多いですが、ウシジマくんと比較して人情に熱く損得勘定だけではなく動いたり、勧善懲悪の時代劇のような読後感もあったりするので、もう少し気楽に読めると思います。

1話で完結している話もあれば、単行本換算で1冊以上を上回り20話程度で完結する話もあり、2013年4月時点でシリーズ累計発行部数は5300万部を記録しています。

この作品もまた過去に竹内力主演で劇場映画作品、千原ジュニア(!)主演でテレビドラマシリーズおよび劇場映画作品が発表されています。

 

さいごに

今回紹介させていただいた3作品の中でまず読んで欲しいマンガは『闇金ウシジマくん』です。

2019年に完結したばかりの新しいマンガなので最近の社会を反映していて、また借金取り立ての追い込み方がえげつないので借金するのはやめようと本当に思えるマンガです。

でも『ナニワ金融道』もキャラクターが魅力的で人間臭くて好きですね。

作者・青木雄二さんの半生を描いた『青木雄二物語』も読むくらいハマってしまいました。

そして『闇金ウシジマくん』以外の作品に関しては、上のリンクでAmazon版をチェックいただければわかりますが、実はAmazonのKindle Unlimitedという読み放題サービスの対象作品です。(2021年5月現在)

まだKindle Unlimitedを使ったことがない方は、確実に元が取れるかと思いますのでこの機会に登録してはいかがでしょうか。

私も愛用していてマンガだけではなくビジネス書や雑誌も月額で読めるのですごい時代になったなと実感しています。

30日間は無料お試しができるので是非。

ミナミの帝王・銀ちゃんも納得してくれる有意義なお金の使い方だと思います(笑)