通っていた矯正歯科と別の医者でワイヤー取れるの?裏側歯列矯正で受け口を治した話

 

私は20代半ば~30代前半まで歯の裏側矯正でワイヤーをつけていました。

矯正を始めてから半年ほどで受け口は治り、1年ほどでだいぶ綺麗な歯並びになりましたが、それから歯医者に通うのをサボり始めてしまい5年ほどワイヤーを放置してしまいました。

そして、ある事情から治療を受けていた歯医者で治療を継続できず、他の歯科医でワイヤーを取ってくれないか、治療を継続できないか、探し回るハメになりました。

そのときのことを話したいと思います。

 

子供の頃から受け口でした

私は乳歯から永久歯に生え変わるタイミングからずっと受け口でした。

遺伝でもないので、なぜ受け口になってしまったのか分かりません。

親が言うには小さい頃、泣くとき必ず顎を突き出して受け口の状態でギャン泣きする癖があったのでそれが原因ではないかとのことですが確かではありません。

 

いずれにせよ私は受け口で中学生くらいから多少コンプレックスではありました。

ただ幸いなことに歯並び自体は綺麗で、上下の歯が同じ位置にはいって歯もカチカチできるけど、どうしてもあと一歩、下の歯が上の歯より内側にはいかないといった程度だったのであまり気にはしていませんでした。

もちろん治せるなら治したくはあったのですが。

ただ、小6~中学生の頃に何度か矯正歯科に連れていかれたのですが、どうしても金属のブラケットをがっつりつけるのが嫌で、目先の見た目を優先して拒絶したのを覚えています。

今振り返れば中学生の頃の一時の我慢でその後の歯並びや輪郭に自信が持てるようになるので絶対に中学生の頃に矯正すべきだったと後悔しています

自分の子供がもし歯並びが悪かったら、なるべく早いうちに無理やりにでも矯正させようと思っています。

その時は嫌がるかもしれませんが、大人になってから感謝される自信があるからです。

しかしながら当時の私は矯正しませんでした。

そして高校生になった頃から少しずつ輪郭に変化が出てきました。

横から見ると受け口特有の顎がちょっと出ている感じ(下記イメージ)が少しずつ顕著になってきました。

 

 

しかしながら高校生の頃は周りは男ばかり、進学校で勉強・テストばかりの生活に絶望していたので、受け口なんて気にする余裕がありませんでした。

中学生の頃に相談した矯正歯科で軽度の受け口なので、アイスの棒で下の歯を支点にしてテコの原理で上の歯を押し出せば治る可能性もあると言われていたので、それだけは暇なときにやっていました。

ただまったく効果はなかったです(笑)

 

 

そして大学に入学し、しばらくしてからコンタクトデビューし眼鏡を卒業して、私の当時の大きなコンプレックスは眼鏡とアトピーだったのでそれらが解消されたことで受け口のことは一瞬忘れかけていました。

(といっても当時の私は異性に対してコミュ障だったので華々しい大学生活とは無縁でしたが笑)

しかし、大学3年生の頃に仲が良かった友人に言われたのです。

「最近顔がどんどんごつくなってきてない。大丈夫?」と。

言葉は少し違うかもしれませんが、普段からわりかし毒舌で物事をストレートに言ってくれる友人からこんなことを言われました。

その時にハッと自分が受け口であることを思い出し、20歳前後から顔が確実に大きくなってごつくなっていることを自覚しました。

いつからか直視せず、忘れてしまい、本当に気づいていなかったのです。

子供の頃はどちらかというと顔も小さい丸顔だったのですが、写真を見返したり、冷静に自分の顔を見ると、頬骨が出てきたり、顎が大きくなってきたり、輪郭が結構変わっていました。

それもあって、自分の子供には早いうちに歯並びを綺麗にしてあげたいと思っています。

このときは結構ショックを受けました。

友人に言われてからすぐにでも矯正を始めたかったのですが、就活がちょうど始まるタイミングで矯正を始めるべきか悩んだのと、親に治療代を出して欲しいとお願いしたのですが、自分のバイト代などでなんとかしてみろと言われ断念しました。

(ある程度は自分で出して、もう少し粘れば親はお金を出してくれたとは思いますが)

就活を成功させて、早いうちに矯正するぞとその時に誓ったのでした。

 

 

ついに矯正開始!

そして社会人3年目の頃、多少は貯金もできて、本気で歯列矯正を検討し始めました。

ただやはりどうしても金属のブラケットをつけるのが嫌で、いろいろと調べたり、実際に矯正歯科に行って意見をもらいにいったりしました。

目立ちにくい透明のブラケットや、いっそのことインプラントで一発で綺麗にしてしまうかなどいろいろ検討しました。

歯並び自体は悪くはなくインプラントはおすすめされなかったり、歯の裏側にブラケットを装着するという選択肢もあることを知り、私は歯の裏側矯正に絞って歯科医を探すことにしました。

そして当時住んでいた場所から徒歩でもなんとか通える距離に裏側矯正に特に力を入れている矯正歯科があったので私はそこに通うことに決めました。

トータル100万円近くかかりましたが、ずっと悩みの種だった受け口が治ることを考えれば、やるしかないという感じでした。

(歯並び、嚙み合わせが悪いと、肩こりになりやすかったり、集中力が途切れやすいという記事を当時よく読んでいて、当時から肩こりがひどかったので解消したい、そして集中力がないことの言い訳にしたくない、というのも理由としてありました。)

治療を受け始めるとあっけないもので半年ほどで受け口は治りました。

上の歯が前に出ているという多くの人には当たり前の歯並びになったことに感動すら覚えました。

最初は歯の裏のブラケットで舌が傷ついたり、矯正を始めてから3ヶ月ほどは滑舌がひどくなったり、デート中にワイヤーが外れて大変なことになったりはしましたが。

そして1年ほどでだいぶ綺麗な歯並びになりました。

医師の方に結構動きやすい素直な歯で治療しやすいわと褒められたのも覚えています。

あー、なんでもっと早くやらなかったんだろう。(お金かかるので実際問題として仕方ないのですが。。)

 

通っていた矯正歯科とは別の歯科でワイヤーを外せるのか

しかし、その頃から仕事がかなり忙しくなったことと、夜遊びを覚えてしまい金遣いが粗くなり、結果リボ払い地獄にハマってしまったことにより歯医者に通う頻度がだいぶ落ちてしまいました。

そこからついには自分でもひいてしまうのですが、5年近くワイヤーをつけたまま歯医者にも通わず放置してしまいました。

ワイヤーもだいぶ取れブラケットだけついているひどい状態なのですが、裏側なので目立ちにくく、永久歯になってから虫歯が1本もない健康な歯なので、そこまで困らず放置してしまったのです。

なんとかしないといけないなぁと思いつつ、長期間放置してしまったことで行きづらくなってしまい、ダラダラ時が経ってしまいました。

そんな私に一歩を踏み出すきっかけをくれたのが息子の誕生でした。(矯正を始めてから7年近く経ってます笑)

妻から「もし虫歯だったら、子供にキスとかすると虫歯菌移るから産まれる前に虫歯の検査と治療をして欲しい」と言われたことで、数年ぶりに矯正歯科ではないですが歯科に行くことにしました。

引き続き虫歯もなく、歯石を取っただけで終わったのですが、当然裏側についている矯正器具の話にもなり、5年近くこの状態のまま放置していることを話したら女医さんにドン引きされました

その時にそりゃそういう反応になるよなと危機感を持ったのと、子供が産まれるこのタイミングでこの問題をスッキリ解決せねばとついに通っていた矯正歯科に連絡することを決心しました。

そして歯医者から帰宅中の電車内で当時通っていた通っていた歯科医をググりました。

かなり久しぶりにHPを見ます。謝罪もしなくては。。

しかしながら、、、、なんと通っていた矯正歯科がなくなっていました。。

 

 

移転先などもネット上では分かりませんでした。

これは困った。。。

ただ、そこで思考停止してしまったらまた放置してしまうリスクがあります。

すぐにその日の夜、通勤経路にある別の矯正歯科にHPから事情と合わせてワイヤーを外して欲しい旨をメール問い合わせしました。

(通っていた矯正歯科はないし、もうリセットしたかったのでワイヤーを早く外して綺麗にしたかったです)

数日後、丁重にお断りメールをいただきました。

そのあと、いろいろ調べて、他の矯正歯科でやっていた治療を途中からやるのはそれまでの治療方針や経過が分からないので基本的にやりたがらない(そりゃそうだ)ことや、治療は分割払いで受けていることも多いので途中で治療を引き継いだりワイヤーを外してしまうとトラブルにもつながるのでそういう側面でも受けてくれないことが多いことを知りました。

たしかに私も分割で月に1~2回調整で通って、その度に6万円ほど払うような契約でしたが、途中でバッタリ通わなくなってしまったので全額払いきっていない気がします。。(本当に本当にごめんなさい。)

それからもいくつかの矯正歯科に問い合わせたのですが、断られてしまいました

歯科医がなくなってしまった事情も伝えたのですが嘘だと思われたのか、面倒な客だと思われたのか分かりません。

ただ、そこで心が折れても仕方ないので、つい先日検査で通った歯医者に飛び込みで相談してみることにしました。

先日客として通ったばかりだから相談に乗ってくれるはず。。

前回と同じ女医さんが対応してくれました。

実は前回の検査の際に歯ぎしりがひどく歯が擦り減っていると言われて寝るときにつけるナイトマウスピースをつくることを提案されていましたが、数万円かかると言われてそのときは断っていたのですが、やっぱりつくりたいです、という体でついでに矯正のことも相談。

すると系列の矯正歯科がすぐ近くにあるので相談してみてはと紹介してくれました。

マウスピースもつくる羽目になりましたが。

ただ、これが睡眠の質が上がったりめちゃくちゃよかったです。歯ぎしりなどでお悩みの方は是非つくることをおすすめします。

ネットでお手頃価格のものも買えますが、きちんと歯科医でつくってもらう方がいいと思います。

 

 

話は逸れてしまいましたが、すぐに系列の矯正歯科の予約を取ってもらい(本当はその日にそのまま行きたかったけど、当日は予約でいっぱい)後日伺いました。

そして結論から言うと、その矯正歯科医でワイヤーを外してもらうことができました。

改めて事情を話してなんとか治療を了承してもらいました。

とはいえ、「ブラケットを取ってしまうともう治療を継続できませんよ」、「前歯が少しすきっ歯気味になっているけど、そういうのも治せますよ」と何度も念を押されました。

もちろん治療を継続する選択肢もありましたが、当時は綺麗さっぱりしたい気持ちが強かったので外すことを選択しました。

しかしながら、担当してくれたのが若い女の先生だったのですが、隣の部屋から院長らしき先生に「やると言ったから仕方ないけど、通っていたところがなくなったの本当か分からないし、こういうのはあまり受けない方がいいよ」と治療の途中で話しているのが聞こえてしまいすごい罪悪感に苛まれました

たしかにボロボロの治療途中の状態で来られたらそう思われるのは仕方ないと思います。

 

さいごに

ワイヤーを外す作業自体は1時間もかからず終わり、接着剤や歯石を改めて綺麗にしてもらい、紹介してくれた歯科医で歯ぎしり用のマウスピースもつくってもらい、すごいスッキリした気持ちになりました。

と同時に後悔ばかりの人生ですが、このときもなんでここまで放置してしまったんだろうと改めて後悔したのを覚えています。

そして、この矯正経験で強く思ったことが2つあります。

1つ目は矯正を検討している人は、お金の問題はあると思いますが、少しでも早く治療を開始した方がいいこと。

特に10代の頃に歯並びに悩んでいるのであれば、若いうちにやった方がよいと個人的に思います。

そして2つ目は当然ですが通院をサボらず、リテーナーによる保定含めきちんと完了すべきということ。

私は受け口も治り、ある程度歯並びも綺麗になったものの、中途半端に終了してしまったので徐々に歯並びが崩れて、特に最近は前歯の開き(すきっ歯)が顕著になってきました。

矯正前はまったくすきっ歯ではなかったのですが、そういえば通っていた矯正歯科のおじさんが矯正治療の過程で前歯が開きやすい傾向があるからといろいろ調整してくれていたなぁ。

治療をスタートしたからには最後まで完走しないと本当ダメです。

通っていた矯正歯科はなくなってしまいましたが、通っていた患者さんには引き継ぎ先の歯科とかも紹介していただろうし。

結局、すきっ歯や、恐らく嚙み癖が原因による顎の歪みが最近気になってきて今度はマウスピース矯正を始めたいなんて思ってしまっています。

最終的にコストが高くなってしまっている。。

でもマウスピース矯正でもう一度歯並びを綺麗にして、ホワイトニングもして芸能人みたいな口周りになりたい(笑)

取り急ぎホワイトニングテープで歯の色だけはケアしている日々です。

  

 

自分のサボり癖が招いた結果ですし、おっさんのくせにもういいだろという話ですが、歯は健康的な生活に重要ですし、見た目は一度諦めたら一気に劣化してしまいます。

マウスピース矯正を気持ちよく始められるようにもっともっとお金を稼ぐぞー!

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